カーオーディオって、難しくないですか?
何から始めたら良いのか?
どこで施工して貰えば良いのか?
施工の順番は?
どのぐらいの費用がかかるのか?
私も全くわかりませんでした。
私は、車で音楽を聞くのが好きで車内の音質を良くしたいと思っていたのと、たまたまカーセキュリティーを施工してくれるお店がカーオーディオもやっていたので、今回チャレンジする事になりました。
実際やってみて思った事は、ちゃんとした知識を持ったプロショップにお任せすれば特に知識は必要ない事。
素人でも気付く、劇的な変化に驚いた事。
そんな素人の私が素人目線でカーオーディオについて、触れていこうと思います。
まず、カーオーディオの第一歩として『スピーカー交換・追加』について紹介していきます。
スピーカーを交換する事で、車内の音が劇的に変化します。
音楽が好きな方やカーオーディオに興味がある方は是非読んで頂けると嬉しいです!
カーオーディオって何から始めたら良いの?
カーオーディオって何から始めたら良いのかわかりませんよね?
私も全く分かりませんでした 笑
私はカーオーディオにチャレンジした理由は、車内で好きな音楽を良音で聴きたい!
ホームオーディオの様にならないか?そう思い相談したのがきっかけです。
相談する中で、まず一番に行った方がいいのは、今回の題材であるスピーカー交換・追加である事がわかりました。
スピーカーを変える事で、車内の音が劇的に変化します。
それだけでも十分なくらいです。
まずは、自分の耳に合うスピーカーを探す事をお勧めします。
スピーカーの種類ってどんなものがあるの?
まず初めに、スピーカーの種類は一体どんな物があるのかを紹介します。
純正で付いている、ドアのスピーカー以外にも様々な種類のスピーカーがあります。
スピーカーの種類は大きく分けると 4種類です。
トゥイーター
トゥイーターは、主に高音域を担当するスピーカーになります。
トゥイーターを追加する事で、高音が綺麗に出る様になります。
車のダッシュボード上や、フロントガラス横のピラーに埋め込んだりして施工します。
※写真は私の施工例です
周波数で言うと、1kHz〜50kHzの周波数帯を出す事が出来ます。
ミッドレンジ
ミッドレンジは主に中音域を担当するスピーカーになります。
トゥイーターやミッドウーハーが、少し頑張らないと出せない間の音を出してくれます。
これにより、高音と低音が上手く纏まり、綺麗な一つの音楽になります。
車のダッシュボード上やフロントガラスの側面に埋め込まれたり、ドアに付けたり施工場所は様々です。
周波数で言うと、120Hz〜32kHzの周波数帯を出す事が出来ます。
ミッドウーハー(ミッドLOW)
ミッドウーハーは主に低音域を担当するスピーカーになります。
ミッドウーハーを追加する事で、低音域が綺麗に出る様になります。
車のドアの純正スピーカーを交換する場合が多いです。
周波数で言うと、80Hz〜6kHzの周波数帯を出す事が出来ます。
サブウーハー
サブウーハーは、ミッドウーハーでもなかなか出せない、超低音を担当しています。
ドンドンと身体に響く様な重低音を出す事が出来るので、臨場感ある音楽が楽しめます。
車のラゲッチスペースに取り付ける事が多いですが、最近は薄型化している為、フロントシート下に設置する事が出来るタイプもあります。
※写真は私の施工例です
周波数で言うと、20Hz〜50Hzの周波数帯を出す事が出来ます。
身体に響く様な重低音を出したい方にはお勧めのスピーカーです。
スピーカーの種類の紹介は、以上となります。
スピーカーにも様々な種類がある事が、上記で分かります。
また、スピーカーによって出せる周波数帯も違います。
周波数って何?
先程から出て来ている、『周波数』って何?って思いますよね。
私も、初めてスピーカーを選んだ時に、プロショップのひとから
『○○のスピーカーなら周波数帯を出す事が出来て・・・』
と言われましたが、サッパリ理解出来ませんでした。
しかし、周波数はカーオーディオには欠かせない言葉です。
音はどの様に出ているかと言うと、スピーカーが上下に振動する事で、音が出ています。
1秒間にスピーカーが振動する波(周波)の事です。
振動(周波)する波の数=周波数です。
周波数は、1秒間に振動する回数で、低音・中音・高音の音を表してしています。
上記に、書いた通りスピーカーによって、出せる周波数帯は違います。
では、どの周波数帯が必要なのか?
必要な周波数帯は、『20Hz〜20kHz』です。
何故かと言うと、人間が聞こえる音が20Hz〜20kHzだからです。
それ以上も、それ以下も私達は聞き取る事が出来ません。
例えば、CD収録されている音源は20Hz〜20kHzとなっています。
スピーカーを選ぶ際には、20Hz〜20kHzを無理なくカバーする様に選べば、音楽の全ての音源を鳴らす事が出来ます♪
何故スピーカーを替えると良いの?
ここまで、スピーカーの種類と周波数帯について学んできました。
これから、中身に入っていきます。
何故、純正スピーカーではダメなのかです。
純正スピーカーは、一つのスピーカーで全ての音域を賄おうとしています。
音楽として十分成立しますが、スピーカーが一つだけだと、低音など、出せない音源があったり、高音に関しても出せるのですが、無理をして出している状態です。
その為、本来の音楽とは程遠い音となってしまっています。
例えるなら、低い声を出しているバス担当の人に、ソプラノの様な高い声を出してとお願いしても、良い音は出せなかったり、声が裏返ってしまったりしますよね?
それと同じで、スピーカーにも得意、不得意がります。
一つのスピーカーで全ての音を表現するには、無理がある訳です。
また、社外製と比べ、本体にも大きな違いが3つあります。
シャーシが弱い
純正のスピーカーには、シャーシがプラスティックで出来ている物が多いです。
理由はコストを抑える為ですが、シャーシがプラスティックだと安定製も無く、良い音が出ません。
※写真はTOYOTA RAV4です。
スピーカーに歪みが出やすい
スピーカーは、振動をして音を出し、振動体が均一に上下運動をする事で良い音が出ます。
上下運動をする際に、歪みが出来ると、歪んだ音になり均一ないい音が出ません。
※写真は、TOYOTA RAV4です。
磁石が小さい
スピーカーには、磁石が付いています。
磁石が大きくなる程、よりパワフルな音が出ます。
純正スピーカーの磁石は小さく、パワフルな音が出にくいです。
※写真TOYOTA RAV4
※BLAMの磁石
純正とくらべ社外製は、シャーシが鉄で出来てる為、安定感があり、しっかりとした音が出ます。
スピーカーが振動した時に関しても、均一に振動する様に設計されている為、耳に歪みが出来にくく良い音が出ます。
その為、スピーカーを変更するだけで大きく音が変わると言う事です。
スピーカーを交換する時の施工の種類一覧。
スピーカーを交換・追加する方法として、幾つかの施工方法があります。
その構成と施工方法をお伝えしていきます。
3wayタイプ
3wayタイプとは、トゥイーター・ミッドレンジ・ミッドウーハーの3つのスピーカーで構成されており、サブウーハーをプラスする事で、全ての周波数帯を無理なくカバーする事が出来ます。
最高の音を出す為には、ベストな方法と言えます。
しかし、3wayタイプを構成しようとすると、価格は高くなります。
理由は、スピーカーが3つ+サブウーハーの代金がかかる事と、それを制御する為の、プロセッサーとANP(アンプ)が必要になる為です。
プロセッサーって?
プロセッサーは、車の中でホームオーディオの様な環境を整備する為に、必ず必要なものです。
何故必要かと言うと、ホームオーディオを再現しようとすると、聞き手がスピーカーとスピーカーの中央前面に座り、逆三角形を作らないといけません。
車の中では、そもそも運転席を聞き手の位置とした時に、どうしても逆三角形にはなりません。
その為、スピーカーから聞き手に音が伝わるまでの時間がバラバラです。
そんな状態だと、良い音楽は再現出来ません。
プロセッサーには、悪環境を改善する為の様々な機能があります。
【プロセッサーの機能】
🔹タイムアライメント
タイムアライメントは、各スピーカーから出る音を距離に応じて遅らせたり、早めたりして調整出来る機能です。
タイムアライメントによる調整により、バラバラの位置にあるスピーカーから発せられる音を同時に聞き手に届ける事が出来る様になり、ホームオーディオに近い環境の構築が出来ます。
まるで、目の前にライブステージがある様に錯覚させられます。
🔹イコライザー
イコライザーは、録音や何かの壊れてしまった音を修復して、本来在るべき音に戻してくれる機能です。
イコライザーがある事で、音に強弱をつける事が出来、音そのものを調整する事が出来ます。
イコライザーで調整、修復する事で本来の音楽を楽しむ事が出来ます。
🔹クロスオーバー
クロスオーバーとは、周波数をそれぞれのスピーカーに分ける作業をしてくれる所です。
高音はトゥイーターに、低音はミッドウーハーやサブウーハーにと、音が適正なスピーカーから出る様にしてくれる司令塔です。
クロスオーバーがある事で、スピーカーから最適な周波数帯の音を出せる様になり、スピーカーのパフォーマンスを最大限発揮できる様になります。
※スピーカーに合った周波数の振り分けをキチンとしないと、スピーカーに負荷がかかり壊れてしますので注意が必要です。
以上がプロセッサーの説明となります。
ナビの中にも、上記の設定があるものもありますが、プロセッサーを導入する事で、より細かく調整する事が出来ます。
上記で説明したのは、プロセッサーの中でもアクティブネットワークと呼ばれるものです。
アクティブネットワークとは、自身で細かく調整が出来るタイプのものとなってます。
金額はピンキリで高いものだと、数十万円もします。
もう一つ、パッシブNW(ネットワーク)と呼ばれる物があります。
こちらは、メーカーがスピーカーに合わせて、予め設定してくれた内容で音を調整します。
アクティブネットワークと比べて、細かく設定は出来ませんが、安価で取り付けが出来ます。
価格帯で言うと、数万円から取り付けが可能です。
3wayにする場合、どちらかを導入する必要があります。
ANP(アンプ)とは?
アンプは、プロセッサーから送られて来た音を増幅させる装置です。
アンプで、音を増幅させる事によりスピーカーから音が鳴る様になります。
そもそも、アンプが無くても音鳴ってるけど?って思いますよね?
それは、ナビの中にアンプが内蔵されている為、外部にアンプが無くでも音は鳴ります。
しかし、ナビについているアンプだと小さい為、スピーカーから最大限の良い音を出すまで、音を増幅出来ておらず、スピーカーが最大限振動しません。
外部にアンプを取り付ける事で、音を最大限増幅させる事が出来、スピーカーが最大限振動することで、最高に良い音が鳴る様になります。
私も、実際にアンプありと無しを聴き比べましたが、あるのと無いのでは、全然違います!
ホームオーディオを求める上で、アンプは必須です。
またアンプには、プロセッサー内蔵型と単独型の2種類あります。
🔹プロセッサー内蔵型
・メリット
一つにまとまっている為、コンパクト
調整も同時に行える為、楽
・デメリット
アンプだけの交換が出来ない
🔹単独型
様々な種類のアンプの中からベストなものをチョイスする事が出来る為、より良い音楽を追求する事が出来る
プロセッサーとアンプが分かれている為、それぞれの交換が安易
🔹デメリット
場所を取る事
別々に調整おこなわないといけない
長くなりましたが、3wayスピーカーシステムを構築する為には、スピーカー+プロセッサー+アンプが必要になります。
※3way用のパッシブNWと、アンプはナビ内蔵分でまかなうという方法もありますが、スピーカーの性能を最大限引き出せないのが現状です。
上記は金額はかかりますが、ホームオーディオの様な最高の音楽を手に入れる事が出来ます♪
2wayタイプ
続いて2wayタイプの紹介をします。
2wayタイプは、トゥイーターとミッドウーハーの2つのスピーカーで構成されており、3way同様にサブウーハーを追加する事で、全ての音域をカバーする事が出来ます。
また、スピーカーの構成もミッドウーハーにトゥイーターが内蔵されている一体型と、ミッドウーハーとトゥイーターが分かれている、セパレート型があります。
一体型
トゥイーターとミッドウーハーが一体型となっている2wayスピーカーです。
🔹メリット
・費用を抑えられる
加工する事なく純正スピーカーの位置にピッタリ収まる
・スピーカー一つで良いので価格が安価なことです。
🔹デメリット
・低音が出にくい
ミッドウーハーの中央に、トゥイーターが付いている為、音を出す為の上下運動の邪魔をしてしまいます。この為、ミッドウーハーの可動域が少なくなります。
・高音が出にくい
ドア設置の場合、トゥイーターの位置から、運転席までに障害物があります。全てではありませんが、聞き手に届くまでに音が消えてしまいます。
理由は、トゥイーターから出る音は高音です。高い音の周波数は、直進する性質があります。直進する方向に障害物があると、消えてしまう性質があるからです。
補足ですが、低い音の周波数は、回り込む性質があります。障害物があっても回り込み、聞き手まで音が届きます。
その為、ドアの位置でも問題ありません。
セパレート型
セパレート型とは、ミッドウーハーとトゥイーターを別々の位置に取り付ける施工方法です。
主に、ミッドウーハーはドアのスピーカーを交換して取り付け、トゥイーターは、フロントガラス横のピラーに埋め込むか、ダッシュボードに取り付けする事が多いです。
🔹メリット
・音が良くなる
ミッドウーハーを単独で取り付ける為、セパレート型と比べ、振動板の可動域が広がります。その為、しっかり上下運動が出来る為、スピーカーのパフォーマンスを最大限発揮出来ます!
トゥイーターに関しても、単独で取り付ける為、聞き手までの間に遮る物がありません。
その為、トゥイーターから出た音を、聞き手に最高の状態で届ける事が出来ます!
🔹デメリット
・費用が高くなる
スピーカーが2個分の費用と、トゥイーターを取り付ける為の施工料がかかる為、費用が一体型と比べ高くなります。
1way
その名の通り、スピーカー一つで全ての音域を賄う施工方法です。
純正スピーカーはこの、1wayとなっています。
高音や低音が出にくいですが、音にそこまでこだわりがない方は、1wayスピーカー交換でも十分です。
純正スピーカーを社外製のスピーカーに交換するだけでも、十分音に違いが出ます。
何故なら?
先程、説明した通り純正スピーカーのシャーシの軟弱性や振動する際の歪みを、スピーカー交換する事で改善出来るからです。
費用も抑えられる為、まずはここから始めてみても良いかもしれません。
以上がスピーカーの施工方法になります。
ご自身好みの施工方法は、見つかりましたでしょうか?
私が施工したオススメのスピーカーと施工方法を紹介!
私が取り付けたスピーカーは、本場フランスのオーディオブランドBLAM(ブラム)のスピーカーです。
まとめ
今回、スピーカーに的を絞り紹介しました。
カーオーディオのカスタムは、専門用語や専門知識も多数必要で、自身でカスタムしていくにはハードルは高く、なかなか思った通りにはいかないのも現実です。
私は、知識のあるプロショップで施工をしましたが、車内の音が劇的に変化をしました。
私は、全く知識はありませんでしたがプロショップの方は、要望を聞いた上で分かりやすく説明をしてくれました。
そういった所もあったので、今回カーオーディオカスタムに踏み切ったわけです。
でも、プロショップの敷居って高いですよね。。
安心して下さい。
皆さんが思っている程、プロショップの敷居は高くないですよ!
当然、マニアックな人も沢山います 笑
でも、それ以上に私みたいな素人の人も沢山います。
素人の人こそ、プロショップに相談して自分好みの音を探してみると良いと思います。
言葉だとなかなか、分かりにくい所あると思いますが、プロショップだと体験する事が出来ます。
自身で体験して、良いと思った音に間違いはありません!
私も体験して、良いと思った音に出会い、実際にその音が車の中に今あります。
その時に伝えた事は、
『この音になりますか?』
ただそれだけです。
回答は、
『なります(^^)』
どうですか?
一度、プロショップを覗いてみる気になりましたか?
愛車の車内の音響を変えたいと思ったなら、知識を持ったプロショップで、様々なスピーカーを体験してみるべきだと思います。
話が少し逸れてしまいましたが、きちんとした知識を持ち、自身で体験をしスピーカー選びをすれば、車内の音は劇的に変化します。
自身に合ったスピーカーと、取り付け方法を見つけてみて下さい♪