【カーオーディオ上級編】新型RAV4の音質改善!BLAM Signature Multix WS 6 Multixのエンクロージャーを作成!

今回は、新型RAV4の音質改善として、RAV4に導入したBLAM WS6 Multixのエンクロージャーを作成しましたので紹介します。

そもそも、エンクロージャーって何?っていう方も多いと思います。

カースピーカーのパフォーマンスを最大限発揮するためには、エンクロージャーは必ず必要です。

今回は素人目線ではありますが、エンクロージャーの詳細やメリット。

また、実際にエンクロージャーを施工してみて、施工前と何が変わったのか?などを詳しく紹介できればと思います。

エンクロージャー作成は、プロショップに依頼をしましたが、施工途中の風景やかかった費用なども大公開しますので、最後まで読んで頂けると嬉しいです。

音楽が好きな方、カーオーディオを始めたい方、カーオーディオコンテストで優勝を狙っている方など、是非読んでみて下さい!



そもそもエンクロージャーって何?

エンクロージャーとは、簡単に説明するとスピーカーを収納する箱です。

スピーカーのパフォーマンスを発揮する為には、そのスピーカーに合った容量(大きさ)のエンクロージャーが必要です。

実際にスピーカー単体と、エンクロージャーに収納されたスピーカーを聴き比べしましたが、全く音の出方が違います。

特に、低音はエンクロージャーがないと皆無です。

エンクロージャーがないとスピーカーは本来の音を出す事が出来ません。

スピーカーとエンクロージャーは切っても切れない関係という事です。

車にはエンクロージャーは無いのか?

答えは、あります。

車で言う所のエンクロージャーは、ドアです。

車のスピーカーはドアに直接取り付けている為、ドア自体がエンクロージャーの役割を果たしています。

ドアがエンクロージャーの役割を果たしてくれるなら、わざわざ作らなくてもいいのではと思いますよね?

どんなにいいスピーカーを付けても、ドアをエンクロージャー代わりにしていると、本来の30%もパフォーマンスを発揮出来ないと言われています。

その理由は、2つです。

ドアには穴が空いている。

車のドアはあくまでもドアです。

そのままの状態だと、添付の様に穴あきまみれの状態です。

エンクロージャーが穴あきまみれだとそこから空気が入ってしまったり、音が逃げてしまったり全く意味がありません。

その為、スピーカーを変える時には最低限の穴を塞ぐ作業としてデットニングを行います。

ここまでしても30%ぐらいしかパフォーマンスを発揮出来ません。

エンクロージャーの容量が適切ではない。

パフォーマンスを発揮出来ない原因として一番の理由は、設置したスピーカーが必要としている容量の箱になっていない事です。

スピーカーのパフォーマンスを最大限発揮する為には、そのスピーカーごとに合った適切なエンクロージャー(箱)を用意する必要があります。

そうする事で初めてスピーカーから本来の音を引き出す事が出来ます。

いくらドアの穴を塞いでも、適切な容量のエンクロージャーでなければいい音は出せないと言う事です。



BLAM MS6Multix専用エンクロージャー作成!

上記の説明でエンクロージャーの必要性は理解していただけたと思います。

私は、折角いいスピーカーを付けたのなら、最高のパフォーマンスを発揮したスピーカーの音を聞いてみたいですよね?

また、終わりの無いカーオーディオカスタムの中で、今回どこか一つでも完成をさせたいと思ったので、ドアスピーカーのエンクロージャーを作成する事としました。

とは言っても一般的にはデットニングで留める方が殆どです。

私は今後カーオーディオコンテストに出てみたいと言う事と、その中で優勝を狙って見たいと思っているので、今回作成を決めました。

制作工程

作業工程は、まず初めにスピーカーに必要なエンクロージャーの容量を計測するところから始まります。

必要な容量がわかれば、ドアの中にその容量を確保するエンクロージャーを作成します。

一概に、必要な容量を確保すると言ってもホームオーディオのエンクロージャーと違い、ドアの奥行きに限界があったり、ドアが開閉する為のスペースを用意しないといけなかったりと、実用性も考えないといけない為、正方形や長方形で作る事が出来ません。

その為、容量を確保する為にドアを加工したり、箱の形を考えたりしないいけません。

ドアを加工し、必要な容量の確保が出来るエンクロージャーの形が決まったら、木材を加工し埋め込む箱の作成に取り掛かります。

通常は、木材でエンクロージャーが完成したら蓋を作成しスピーカーの穴を開けてスピーカーを取り付ければ完成となります。

今回は、ここで問題が発生しました。

BLAMのスピーカーは、容量が通常よりも多く必要で、今の容量では足りない事がわかりました。

しかも、これ以上の容量を確保する為に木枠を細くすると、今度は強度が保てなくなります。

そこで、ショップの方から提案があり、作業時間は掛かりますが、容量と強度の両方を確保する為、アルミでエンクロージャーを作成する事になりました。

アルミのエンクロージャー珍しいと思いませんか?

しかも、作成途中の画像は中々お目にかかる事は出来ません。

今回、ショップのご好意で写真をいただく事が出来ました。

このアルミエンクロージャーですが、アルミの板を一つ一つ手作業で溶接し作成しています。

凄いの一言です!

写真だとわかりにくいですが、矢印の裏にドアを開けた時にガラスが干渉しない様にちゃんと溝が掘ってあります。

ショップの方の細かな技術力があったからこそ、作成する事が出来たのだと思います。

最後に蓋を溶接しドアに埋め込めば、アルミエンクロージャーの完成です。

完成したエンクロージャーに被せるカバーの作成です。

スピーカーを取り付ける部分とデザインを木材を切り抜いて作ります。

エンクロージャーがドア一杯まで出ている為、純正のカバーを使う事は出来ません。

その為、スイッチより下の部分をハンドメイドで作成していきます。

最後に、シートを貼り付ければ完成となります。

制作期間

今回のエンクロージャー作成にかかった期間は、約3ヶ月弱です。

結構かかりましたね💦

当初予定のエンクロージャーであれば、1ヶ月弱で完成出来ます。

しかし今回は、容量が足りない事によるイレギュラーが発生し、当初の予定とは大幅に内容が変更になった為、時間がかかる結果となりました。

また、今回は見た目をシンプルにした為、ドアのカバーの作成期間を短縮する事が出来ましたが、スピーカー周りにLEDを入れたり、アクリルボードを入れたり凝った加工にしていくと、その分時間がかかります。

ビフォー&アフター

今回作成した、エンクロージャーのビフォー&アフターを紹介します。

【ビフォー】

【アフター】

純正と見比べると全然違いますね!

ドアポケットがなくなってしまった為、利便性は少し下がりますがそれ以上に満足出来る仕上がりになっているのではないでしょうか?

デザインで入っているラインも、純正の取手部分のラインと合っていて一体感があります。

何より、スピーカーが表に出る事によって高級感がグッと増しますね!!

実際にエンクロージャー作成前と作成後を聴き比べて見て感じた事。

見た目は非常に良くなりましたが、実際の音はどうなったか気になりますよね?

実際に施工前と施工後を聴き比べて感じた事は二つです。

※Instagramにも施工前と施工後の動画を上げているので良かったら聴き比べて見て下さい♪

一つ目が音に透明感が増します。

今までも、十分澄んだ音だったのですが施工後の音は全然違います!

こんなに透き通った音だったんだと感動しました。

ボーカルの息遣いまで聞こえてくるから驚きです。

二つ目が、聞こえる音の数は増えます。

これには、正直ビックリしました。

同じ曲を聴いても施工前とは明らかに聞こえる音の数が違います。

時間と費用はかかりましたが、大満足の仕上がりとなりました!

今回のBLAM WS6Multixのエンクロージャ作成にかかった金額を紹介!

まず初めに、今回のエンクロージャー作成にかかった金額は正直当てになりません。

理由は、当初の予定と大幅に内容が変わったにも関わらず、ショップのご好意で当初と同じ金額で施工頂いているからです。

施工期間と施工内容を考えると、割りに合わない金額、、、もっと言うと赤字なんじゃないかと思うぐらいです。

その為、参考になるかは正直わかりません。

前置きが長くなりましたが、今回かかった金額合計は38万5千円です。

38万円と聞くとすごく高いと思うかも知れませんが、エンクロージャー作成の内容と見た目を見た時に私は安いと思いました。

また、実際に聴いてみてまたまた納得の内容です。

最近、点検でディーラーに行った際もプロのメカニックさんに視聴してもらいましたが、感動する程の仕上がり!

大満足の仕上がりとなりました。

まとめ

今回、新型RAV4に取り付けたBLAM WS6Multixのエンクロージャーを作成しました。

殆どの方は、スピーカー交換とデットニングまでで留める方が多いと思います。

私もそのつもりでしたが、実際に良いスピーカーで良い音楽を聴くとより良い音を聴きたくなりますよね!

パフォーマンスが全然発揮出来ていないなんて言われると尚更です。

正直、施工前までは半信半疑でしたが、実際に施工してみて思った事はやって良かったと言う事です。

音の透明感が今まで以上に増すだけでなく、音の数が増えより現実に近い良質な音楽に出会う事が出来ました。

RAV4が返ってきてからは、家族でドライブする回数が増え楽しいカーライフが送れているのも満足出来た点です。

是非、カーオーディオの音質を良くしたい方やカーオーディオを始めようと思っている方、また音楽が好きな方やドライブが好きな方は参考にして頂けると嬉しいです。

良いカーライフを♪